東京オリンピック柔道金メダリストで、先日新日本プロレスと契約をしたウルフ・アロン選手。
両親がアメリカ人と日本人のハーフということで、「英語が話せる!」と思われがちですが、実は英語は話せません。驚きですね!
一方で、ウルフ・アロン選手が頭がいいというエピソードが数多く存在しています。
この記事ではウルフ・アロン選手の知的能力の高さと、英語が話せない理由について詳しく解説していきたいと思います。
Contents
ウルフアロンは頭がいい?

ウルフ・アロン選手が頭がいいのは、単なる学業成績だけではなく、多角的な視点から照明されています。
学業面での卓越した能力
ウルフ・アロン選手は学業成績が非常に優秀でした!
中学時代には学年で3位という素晴らしい成績を収めていたのです。
しかもこれは一時的なものではなく、小学生時代から「学年トップクラス」の成績を維持し続けていたのです。
ウルフ・アロン選手の勉強に対する姿勢はストイックです。
試験の一週間前には柔道の練習を休んでまで勉強に集中していたというエピソードからも、ウルフ・アロン選手のまじめさが分かります。
見た目のワイルドさとは違い、しっかりと文武両道で頑張る学生だったのですね!
失敗から学ぶ学習能力
講演活動では「失敗から学んだこと」をテーマに、自身の経験を体現的に整理して伝えています。
「失敗した事実の中に『成功のかけら』はたくさんある」という彼の哲学は、経験を知識に帰る能力が非常に高いことが分かりますね。
哲学的な深みを持ちながらも実用的な知恵として活用できるバランス力も、ウルフ・アロン選手が頭がいいと感じる一面ではないでしょうか。
コミュニケーション能力
東京オリンピック以降、100回以上のメディア出演を果たしたウルフ・アロン選手ですが、そのコメントも非常に面白いですよね?
アスリートとしては珍しいトーク力とユーモアなセンスでその場にたくさんの笑いを起こしていました。
頭の回転の速さと、コミュニケーション能力の高さも、ウルフ・アロン選手が頭がいいからできることではないかと思います。
ウルフアロンはアメリカと日本のハーフ

ウルフ・アロン選手の基本プロフィールです。
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ウルフ・アロン選手は東京都葛飾区ので生まれ育ちました。
父親がアメリカ・オハイオ州出身で駒澤大学英語講師のジェームスさん、母親は日本人の美香子さんの間に生まれたハーフです。
アメリカ人の父を持ちながら、生まれも育ちも日本で、国籍も日本を選択しています。
その見た目と父親がアメリカ人でまして駒澤大学の英語講師であれば、まず間違いなくウルフ・アロン選手は英語を話せると思いますよね?
しかし、ウルフ・アロン選手は英語を話すことはできないのです。
ウルフ・アロン選手が英語を話せない理由と、実際どれぐらいの英語レベルなのか深堀していきたいと思います。
ウルフアロンが英語を話せない理由5選

ウルフ・アロン選手が英語を話せない理由はいくつかあるようですが、ここでは主に5つの理由について詳しく解説していきたいと思います。
生育環境が最大の要因
最も大きな要因は、日本で生まれ育ったという環境が大きいのです。
「日本生まれなので、英語は話せない」と本人が名言している通り、彼のアイデンティディディは日本文化にあります。
東京都葛飾区という下町で生まれ、幼少期から日本の文化に触れている中で英語を話す必要性はないですもんね。
仮に両親共にアメリカ人であっても日本文化の中で生活していると、周りも当然日本語で話しますから、英語が話せないというのも理解できますね。
家庭内言語環境の影響
日本文化の中で育っても、父親がアメリカ人で英語教師であれば、英語が話せるのではないかと疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
ウルフ・アロン選手の家庭では主に使われていた言語は「日本語」が中心だったのです。
父親のジェームスさんもアメリカ人でありながら日本語が堪能だったことから、家庭内のコミュニケーションはほぼ日本語でした。
この家庭内外でも英語に触れる機会がほとんどない環境で育ったウルフ・アロン選手にとって、英語を話す必要性はなかったのですね。
学業優先順位の問題
中学時代に学年3位という優秀な成績を収めたウルフ・アロン選手ですが、その後は柔道に専念する道を選びました。
限られた時間の中で、英語を勉強することよりも柔道の道と日本語での強化学習を優先したのです。
「柔道」という道を選んだウルフ・アロン選手にとって、取捨選択の中で英語を断念した分岐点になったのでしょうね。
必要性の欠如
日本国内で柔道をする中で、英語を流暢に話すという必要性が低かったことも大きな要因ではないでしょうか。
柔道の行儀の特性上、言語力以上に技の技術が重要視される競技であることから、英語を習得する必要性を感じることがなかったのでしょう。
国際大会への出場もありましたが、他のスポーツと違い協議中のコミュニケーションは最小限となります。
必要に迫られない限り、英語を話せるようになろうというふうには中々思えなかったのでしょうね。
外見とのギャップが生む誤解
ウルフ・アロン選手の「外国人風」の容姿は、それだけでとうしても「英語を話せる」と思われても仕方ないでしょうね。
「『英語がしゃべれるの?』という質問は人生で何回されたかわからない」と本人も話しています。
恐らく、ほとんどの人が初めてウルフ・アロン選手を見たときに「きっと英語が話せるだろう」と思うに違いないでしょう。
空港では日本代表のジャージを着ていても英語で話しかけられたり、成田空港では警察官から「ヘイ!」と英語で声を掛けられることも多いそうです。
最近では、自ら「英語はしゃべれません」と自己紹介で先に話すそうですが、この状況は少し気の毒にも思いますね…。
ウルフアロンの英語レベルはどれぐらい?

「英語が話せない」と公言しているウルフ・アロン選手ですが、では実際どれぐらいの英語レベルなのでしょうか?
英語のレベルとして、ウルフ・アロン選手は英検3級を取得しています。
英検3級は中学生卒業程度の英語力で、基本的な日常会話や簡単な文章の読み書きるレベルとされています。
しかし、実際のところは「海外の試合で外国人選手に話しかけられても、何言っているのかわからないです」と語っています。
日本の教育では英検3級を取得しても、必ずしも簡単な日常会話が話せるとは限りませんよね。
中学で3年、高校で3年、6年間英語を授業で勉強しても、ほとんどの日本人が日常会話レベルの英語を話すことはできないのではないでしょうか。
ウルフ・アロン選手の英語にまつわるエピソードとして、2017年の世界選手権の出来事を紹介したいと思います。
対戦相手から言われたことべで、唯一聞き取れたのは「ラッキーボーイ」と「Next time I will kill you(次はお前を殺す)」だったそうです。
強烈なインパクトのある単語や短いフレーズは理解できるようですね。
見た目と違い英語を話すことができないウルフ・アロン選手ですが、本人はそのことについて特にネガティブには捉えていません。
「考え方によってはポジティブにも捉えることができる。僕はそこからコミュニケーションが生まれてるなって思ってました」と語っています。
この前向きな姿勢と、ウルフ・アロン選手の人柄や面白さに多くの方が惹きつけられるのではないでしょうか。
まとめ
ウルフ・アロン選手は頭がとても良い一方で、アメリカ人の父親を持ちながらも英語を話すことはできません。
その理由は、
- 日本での生育環境
- 家庭内での日本語中心のコミュニケーション
- 学習優先順位の選択
- 英語の必要性の欠如
- 外見とのギャップ
が主な理由であります。
しかし、ウルフ・アロン選手はポジティブな考え方で、言語の壁を乗り越え、東京オリンピックで金メダルを獲得する活躍を見せました。
次なる「プロレス」という新しいステージでもウルフ・アロン選手の活躍を期待したいと思います。