静岡県伊東市の現市長として話題を集めている田久保真紀市長。
市制史上初の女性市長として注目される一方で、学歴に関する問題が連日大きく取り上げられています。
この記事では田久保真紀市長の詳しい経歴や学歴について、現在の状況も含めて詳しく解説していきたいと思います。
現伊東市長として活動する田久保市長の最終学歴は城ケ崎高校卒業となるのでしょうか?
高校時代から現在に至るまでを追ってみましょう!
Contents
田久保真紀のプロフィール

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田久保氏は、千葉県船橋市出身で現在55歳です。
10歳という幼い時に父親を病気で亡くすという辛い経験をしています。
その後、中学3年生の時に母親と共に静岡県伊東市に移住し、この地との深いつながりが生まれました。
現在は伊東市制初の女性市長として注目を集め、市民ファーストの政治姿勢を掲げています。
田久保真紀の経歴
田久保氏のキャリアですが、大学時代を経て様々な職業を経験し、最終的に政治の道へと進むことになります。
大学を離れた後の田久保氏の経歴について詳しくみていきたいと思います。
職歴と市民活動

大学を離れた後、田久保氏は東京都内で多彩な職業経験をすることとなります。
最初は出版社専属のバイク便ライダーとして働きました。
趣味がバイクという田久保氏にとっては、仕事でバイクに乗れるというのは楽しかったのではないでしょうか。
その後も多様な職業に就き、様々な業界の人たちと仕事をすることで、経験を積んできました。
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こうして見ると本当にバラエティーに富んだ経験をされてきたことが分かりますね。
この経験が後の政治活動に生かされることになったのでしょう!
2010年頃に田久保氏にとって大きな転機が訪れます。
伊東市へのUターンを決意し、母親が経営する不動産管理会社の事務所に併設する形で、オーガニックを売りとしたカフェを開業。
この時期から本格的に地域に根差した活動を始めるきっかけとしていたのではないでしょうか。
市民活動への転機となったのは、2018年に結成された「伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会」での活動になります。
伊東市八幡野地区で計画された大規模太陽光発電建設に対する反対運動において、田久保氏は事務局長から代表へ昇格。
環境保護と地域住民の生活を守る立場から、経済産業省への陳情も積極的に行うようになっていきます。
反対運動の代表として運動の中心人物であった田久保氏は、この頃からリーダーシップに長けていたのでしょうね。
伊東市議会議員時代

メガソーラーの反対運動で知名度と実績をつけた田久保氏は、2019年9月の伊東市議会議員選挙に無所属で立候補。
見事初当選を果たし、晴れて政治の世界へ第一歩を踏み出すこととなります。
市議会議員として活動する中で、田久保氏は一貫してメガソーラー問題を追及し続けました。
特に、当時の市長が事業者に便宜を図ったとされる「確約書問題」の追求は注目を集めました。
この問題に対する田久保氏の取り組み姿勢こそが、より市民から支持を受けることになったのでしょうね。
2023年の選挙でも多くの市民から支持を受けて再選を果たし、2期目の政治活動を開始しました。
2025年伊東市長選挙

2025年4月、田久保氏は人気満了に伴う伊東市長選挙への立候補を表明。
選挙戦の最大の争点は、総額約42億円にのぼる新私立図書館の建設計画でした。
田久保氏はこの計画に明確に反対する姿勢を打ち出し、「市民ファースト」をスローガンとして掲げます。
対する現職の小野達也氏は3選を目指し、自民党や公明党をはじめとする各種団体からの推薦を得て、組織的な選挙戦を展開。
一方で田久保氏は特定の政党からの支援は一切受けず、市民派候補として草の根的な活動で戦いました。
2025年5月25日の投開票結果では、田久保氏が小野氏を上回り初当選。
この結果により、伊東市制初の女性市長が誕生することとなりました。
まさに田久保しの草の根活動が実を結び、市民と同じ目線に立っていたからこそ、これだけの市民からの支持を受けたのでしょうね。
田久保真紀の学歴

田久保氏の学歴について、学歴問題が注目される中、正確な情報を整理していきたいと思います。
中学3年生の時に伊東市に転居した田久保氏は、伊東市立北中学校で中学時代を過ごしました。
その後、静岡県立伊東城ケ崎高校に進学し卒業しています。
高校卒業後は東洋大学法学部に進学。
しかし、大学時代については同級生から今の田久保氏からは考えられない証言を得ています。
- 金髪でギターを背負ったバンドマン風の彼氏と同棲していた
- 2年生になる頃、急に姿を見なくなった
田久保氏自身もこの頃はアルバイト中心の生活だったと証言しています。
最終的に田久保氏は大学を卒業することなく、「除籍」という形で大学生活は終了。
この「除籍」という処分が後に大きな問題になってしまったのですね。
田久保真紀の最終学歴は高卒?

田久保氏は、東洋大学を「除籍」処分となっています。
法的、制度的な観点から詳しく見ていきたいと思います。
この問題は単純な誤解では済まない深刻な事態へと発展しています…。
「除籍」と「中退」の違い
まずは、「除籍」と「中退」の違いを明確にしておきたいと思います。
多くの人が混乱しがちですが、全く異なる処分となります。
「除籍」とは、大学側が学生の意思とは無関係に学籍を抹消することです。
主な理由としては、在学年数の上限超過や学費未納などがあり、学生本人の意思による退学ではありません。
一方で「中退」は学生が自主的に退学することで、学生本人の意思による退学となります。
「除籍」の場合は学生が望まない形で学籍を失う事となりますから、かなり印象は悪いですよね。
田久保氏のケースでは東洋大学から除籍処分を受けているので、「東洋大学卒業」はちょっと無理がありますよね…。
履歴書上の記載について
それでは履歴書上にはどのように記載すべきなのでしょうか。
除籍された場合、「除籍」と書くことも可能ですが、「中途退学」と書くことが一般的とされています。
ただしこの場合、最終学歴は「高校卒業」となります。
つまり、田久保氏の最終学歴は実質的に「高校卒業」ということになります。
この問題について、東洋大学は2025年8月6日に公式声明を発表し、田久保氏が卒業していないことを明確に否定しています。
東洋大学は田久保市長の件を念頭に置いてか「卒業していない者に対して卒業証書を発行することはありません」との声明を発表しています。
引用元:FNNプライムオンライン
結論
伊東市議会の百条委員会が東洋大学から取り寄せた記録によって、重要な事実関係が明らかになっています。
田久保氏は4年次に卒業できる見込みがなく、正規の卒業証書が授与された事実もありませんでした。
成績証明書からも卒業要件を満たしていないことが確認済です。
公職選挙法では、除籍は卒業と全く異なる扱いとなります。
除籍された場合は大学を卒業したとは認められず、履歴書上は「中途退学」か「除籍」と記載すべきで、最終学歴は高校卒業となります。
田久保真美氏の場合、最終学歴は「静岡県立伊東城ケ崎高等学校卒業」が正確な情報となります。
さすがに「除籍」処分を受けているのに「卒業」とするのはどうかと思われますよね?
市民運動から市議会議員を経て、コツコツと草の根活動で市民の支持を受けてきた田久保氏にとって、最終学歴がそこまで重要ではないと思います。
しかし、やはり高卒と大卒では見栄えが違いますから、少し見栄を張ってしまったのでしょうか。
まとめ
田久保真美市長は市民運動から政治の世界に入り、伊東市初の女性市長として期待を集めていました。
しかし、今回の学歴詐称問題により市制が混乱状態になっています。
田久保氏の最終学歴は「城ケ崎高校卒業」になります。
今後の展開が注目される状況はまだまだ続きそうです。